結論:顧客管理では「誰か」「どこから来たか」「何をしたか」「今どの状態か」を分けて記録します。ラベルは属性・行動、登録経路は入口、シナリオは配信、アクションは状態変更に使い、判断に使わない項目は増やしません。

ラベル・登録経路・シナリオの違い

機能役割
ラベル顧客の属性・行動・状態を示すセミナー参加、個別相談済、購入者
登録経路シナリオへ入った入口を区別する広告A、Instagram、紹介
シナリオメール・LINEを届ける配信の単位資料請求後7日間、受講案内
アクション登録・解除・ラベル操作などを実行する購入後に見込み客配信を解除

最初に決める最小項目

  1. 集客元:広告、SNS、紹介、既存顧客など
  2. 申込内容:資料、セミナー、個別相談、商品
  3. 現在の状態:見込み客、相談済、購入者、受講中、終了
  4. 次の案内:どの配信を届け、どの配信を止めるか

「あとで使うかもしれない」という理由だけでラベルを増やすと、意味の似たラベルが並びます。ラベルを付けた後に何を判断するかを先に決めます。

登録経路を分ける設計

同じ資料請求シナリオでも、広告、SNS、紹介では入口が異なります。登録経路を分けると、経路別の登録数を確認し、経路ごとにラベル付与や配信内容を変えられます。

  • 経路名は「媒体|企画|年月」のように意味が分かる形へ統一する
  • 同じURLを複数媒体へ使い回さず、比較したい入口ごとに分ける
  • 登録時に流入元ラベルを付与する
  • 終了した広告や企画も、後から判別できる名前で残す

ラベルの命名ルール

ラベル名は、目的の異なるものを混ぜないことが重要です。例えば次の接頭辞を決めておくと探しやすくなります。

  • 流入:流入_Instagram、流入_紹介
  • 行動:行動_説明会参加、行動_LP閲覧
  • 状態:状態_個別相談済、状態_受講中
  • 商品:商品_基礎講座、商品_継続支援
避けたい例:「重要」「見込み高」「あとで連絡」のように、付与条件と次の対応が人によって変わるラベルです。条件を一文で説明できる名前にします。

配信分岐を作る順番

  1. 登録直後に必要な案内を送る
  2. 申込商品・行動・状態に応じてラベルを付ける
  3. 購入者には販売配信を止め、受講案内へ移す
  4. 相談申込者には日程案内と事前準備を届ける
  5. 未行動者だけへ、期限やよくある不安を案内する

分岐を増やす前に、重複配信と停止漏れを確認します。特に購入後も販売メールが届く状態は、顧客体験を損ねます。

講座販売の管理例

顧客の行動記録次の処理
資料請求流入元ラベル・登録経路教育シナリオへ登録
セミナー申込申込ラベルリマインド配信
個別相談予約相談予定ラベル事前質問・担当通知
商品購入購入商品・購入者ラベル販売配信解除、受講案内登録
受講終了修了ラベル継続支援・紹介案内

月1回の棚卸し

  • 使われていないラベル、重複ラベルを確認する
  • 登録経路名が意味を保っているか確認する
  • 購入者へ見込み客向け販売配信が残っていないか確認する
  • 終了した企画の予約配信とアクションを停止する
  • 顧客情報を閲覧できるオペレーターを見直す

よくある質問

ラベルとシナリオはどう違いますか?

ラベルは顧客の属性や行動を示す目印、シナリオはメール・LINEを届ける配信の単位です。

登録経路を分ける意味はありますか?

同じシナリオへの登録でも入口を区別し、経路ごとの成果や配信分岐を確認できます。

最初から細かく分けるべきですか?

集客元、申込商品、現在の状態など、判断に使う最小限から始めます。

公式情報

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灘本
監修:灘本さとし

配信を増やす前に、担当者が顧客の現在地を判断できる管理設計を重視しています。

公開・最終確認日:2026年8月30日