結論:UTAGEファネルは、デザインから作り始めるのではなく「誰を、どの入口から、どの行動へ案内するか」を一つ決めてから構築します。入口ページ、登録・申込フォーム、完了ページ、登録後の配信をつなぎ、利用者の立場で通しテストして初めて公開できる状態になります。

UTAGEを契約してファネルを開くと、テンプレートやページ編集の機能が目に入ります。しかし、先に見た目を整えても、登録先のシナリオ、申込後の案内、管理者通知がつながっていなければ、訪問者を次の行動へ案内できません。

講師・スクール事業では、無料資料、説明会、個別相談、講座購入など、入口ごとにゴールが異なります。最初からすべてを作らず、入口から一つのゴールまでを一本のファネルとして完成させると、設定ミスと確認漏れを減らせます。

UTAGEのファネルとは

UTAGE公式マニュアルでは、ファネルを集客から販売・決済までの一連の導線を構築・管理する機能として案内しています。ファネルの中に、訪問者が見るページを置き、ページ内の要素として文章、画像、動画、ボタン、登録フォームなどを配置します。

構成役割
ファネル一つの目的を持つ導線全体を管理する
ファネルページLP、申込、完了、視聴など訪問者が見る画面
セクション・行ページのレイアウトと背景を分ける
要素テキスト、画像、ボタン、フォームなどを配置する
連携先シナリオ、イベント、商品、会員サイトなどへつなぐ

つまり、ファネルは一枚のLPではありません。ページの前後にある登録、配信、予約、決済、受講案内まで含めて設計するものです。

最初に「ファネルのゴール」を一つ決める

作る前に、訪問者へ取ってほしい行動を一つ選びます。ゴールが複数あると、ページ内のボタン、登録後の配信、計測する数字が分かれ、改善しにくくなるためです。

  • 無料資料を受け取る
  • LINEまたはメールへ登録する
  • セミナーへ申し込む
  • 個別相談の日程を予約する
  • 商品を購入する
迷ったとき:「このファネルを通った人に、最後に何をしてほしいか」を一文で書ける状態にします。最初の一本は、登録から相談までなど短い導線で構いません。

目的別の基本ページ構成

目的基本構成登録後に必要なこと
無料資料案内LP → 登録フォーム → 完了ページ資料送付、受信確認、次の案内
セミナー募集ページ → 日程・申込フォーム → 完了ページ開催案内、前日・直前リマインド
個別相談相談案内 → 日程選択 → 情報入力 → 完了ページ予約確認、事前質問、担当者通知
商品販売販売ページ → 決済フォーム → 購入完了販売配信停止、購入案内、会員権限

会員サイトや自動ウェビナーなどは、最初の登録・申込が正常に動いてから追加します。機能を一度に増やすと、問題が起きた場所を特定しにくくなります。

UTAGEファネルを作る7つの手順

  1. ゴールを決める:登録、予約、購入など主要な行動を一つ選びます。
  2. 必要なページを並べる:入口から完了までを紙やスプレッドシートで先に整理します。
  3. 登録先を準備する:メール・LINE配信のアカウント、シナリオ、読者項目を作ります。
  4. ファネルを追加する:目的に近いテンプレートまたは空白ファネルを選びます。
  5. ページを編集する:見出し、説明、画像、ボタン、フォームを必要な順番で置きます。
  6. 機能を連携する:フォームとシナリオ、商品、イベント、購入後アクションを接続します。
  7. 通しテストする:利用者と管理者の両方で、登録から完了後まで確認します。

UTAGE公式マニュアルでは、ファネル一覧からテンプレートを追加し、ページ一覧で必要なページを追加・編集する流れが案内されています。テンプレートを使う場合も、フォームの登録先やボタンのリンクは自社の設定へ置き換えてください。

登録フォームとシナリオをつなぐ

フォームへ名前や電話番号などを追加したい場合は、ページだけで項目を増やすのではなく、連携するシナリオ側の「登録フォーム・読者項目」を先に準備します。その後、ファネルページの登録フォーム要素で、連携シナリオと表示項目を設定します。

  1. メール・LINE配信で対象シナリオを開く
  2. 登録フォーム・読者項目に必要な項目を追加する
  3. ファネルページへ登録フォーム要素を置く
  4. 連携先シナリオを選ぶ
  5. 必要な入力項目と必須・任意を設定する
  6. 登録後に表示する完了ページを指定する

取得項目は多ければよいわけではありません。無料資料では入力負担を抑え、個別相談では相談準備に必要な項目を追加するなど、ファネルの目的に合わせます。

通常ページとHTMLページの選び方

通常のページ編集では、セクション、行、要素を組み合わせて作成できます。社内担当者が更新する場合や、登録フォーム・イベント・決済などUTAGEの要素を使う場合に管理しやすい方法です。

公式マニュアルでは、外部のAIツールなどで作成したHTML全体を使う方法も案内されています。ただし、HTMLページでは外部設置用フォームタグが必要になる場合があり、LINE友だち情報との統合や、決済・イベント申込要素の利用に条件があります。見た目だけで選ばず、必要な連携と公開後の更新担当者から判断してください。

ファネルが動かないときに多い確認漏れ

ページだけ完成している

LPが表示されても、フォームの登録先、完了ページ、配信が未設定なら導線は止まります。ページ一覧ではなく、訪問者の行動順で確認します。

テンプレートのリンクが残っている

複製したボタンやフォームが、元のシナリオや仮のURLにつながっていないか確認します。複製後は名称だけでなく連携先を開いて確認してください。

登録後の状態を分けていない

予約・購入した人へ販売案内が続くと、顧客体験を損ねます。申込完了時にラベル付与、販売シナリオ停止、購入者案内への移動を設定します。

スマホと管理者通知を確認していない

PCでページが見えても、スマホでフォームや固定ボタンが欠ける場合があります。また、利用者への自動返信だけでなく、担当者が申込を把握できる通知も確認します。

公開前の通しテスト

  • PCと390px前後のスマホ幅で横スクロールや文字切れがない
  • すべてのボタンが正しい次ページへ進む
  • 必須・任意・入力エラーが分かりやすい
  • 正しいシナリオへ登録され、必要な項目が保存される
  • 完了ページと初回のメール・LINEが届く
  • 管理者通知に必要な情報が入っている
  • 予約・購入後に不要な販売配信が止まる
  • 決済がある場合は、商品・金額・購入後権限をテストする

作成者の管理画面だけで判断せず、別のメールアドレスやテスト環境を使い、初めて訪れた利用者と同じ順番で操作します。

公開後は区間ごとに改善する

公開後は「申込が少ない」と一括りにせず、入口、ページ閲覧、フォーム到達、登録完了、相談・購入の区間に分けて確認します。

止まっている区間最初に確認すること
入口 → ページ案内文、リンク、検索・広告の対象者
ページ → フォーム見出し、内容、ボタン、スマホ表示
フォーム → 登録完了入力項目、エラー、読み込み、完了ページ
登録 → 申込初回案内、配信内容、日程、申込先

データが少ない段階で結論を急がず、一度に変更する場所を絞ります。変更日と確認結果を残すと、次回のファネルでも判断を再利用できます。

よくある質問

UTAGEのファネルとは何ですか?

集客から登録、販売、決済など成約までの一連の導線を、ページやフォーム、配信などとつないで構築・管理する機能です。

UTAGEファネルは何から作ればよいですか?

最初に訪問者へ取ってほしい行動を一つ決めます。その後、入口ページ、登録・申込フォーム、完了ページ、登録後の配信を必要な順番で作ります。

登録フォームとシナリオはどうつなぎますか?

先にメール・LINE配信側で登録先シナリオと読者項目を準備し、ファネルページの登録フォーム要素で連携先を指定します。

UTAGEファネルはHTMLでも作れますか?

公式マニュアルではHTML形式でページ全体を作る方法が案内されています。ただし、フォームや決済・イベント要素の利用条件が通常ページと異なるため、目的と運用担当者に合う方法を選びます。

公開前に何を確認すればよいですか?

PCとスマホで表示を確認し、実際の利用者として登録、完了ページ、配信、通知、申込先まで通しテストします。決済がある場合はテストモードと購入後処理も確認します。

公式情報

機能・仕様は更新される場合があります。実際の設定時は、次のUTAGE公式情報で最新版をご確認ください。

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灘本
監修:灘本さとし(UTAGE構築ラボ監修者)

講師・スクール事業者が、ページ作成だけで終わらず、登録から申込後まで実際に動く導線を構築できるよう内容を確認しています。

公開・最終確認日:2026年8月30日